美術館の活動概要

 徳島県立近代美術館は、「文化の森構想」の一環として昭和55年に建設が発表され、昭和62年7月着工、2年5ヶ月の月日をかけて建設、その後準備期間を経て平成2年11月3日に開館しました。

 置県百年をむかえた徳島県の新しい一世紀が、より輝いたものとなることを願い、「100年のモニュメント」として、文化の森総合公園は構想されました。徳島県の将来にわたる文化活動を先導し、県民の文化意識を高めていくためのシンボルとなるこの公園には、図書館、博物館、近代美術館、文書館、二十一世紀館という、県の中核的な文化施設が一堂に会しています。

 近代美術館では、美術作品の展示公開、調査研究、収集保存、教育普及を活動の柱としています。作品の収集にあたっては、「人間」をテーマにした近代・現代の絵画や彫刻、豊かな成果を見せている現代の版画、そして徳島県にゆかりの深い美術作品、という3つの方針を掲げ、特色ある作品コレクションを目指しています。

 豊かな人間性をはぐくむ鑑賞の場、学習の場として、皆さまに親しまれる美術館を目標に近代美術館は活動しています。