2009年06月06日

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「ヨーロッパ・ポスター芸術の開花」
展覧会 百年前の大型ポスター。現代とは異なる暮らしぶりや商品がさまざまに手を変えて「表現」されていました。
テーマ 描かれているシーンや演出を楽しんで見る。
流れ
1 ポスターと地球儀のおはなし(低)

2 探偵マップで外国旅行

3 わたしのワンシーン(低)

3 外国語デ鑑賞クラブ(高)
 春から学校見学もたくさんあり、その様子もふまえて企画。子らには縁遠い様々な事物への関心を高める要素と、イラストとしての表現の面白さを読み取る要素を、おりまぜてからむように考えた。ポスターやデザインの鑑賞だからといって、文化史学習に終わってしまってはつまらない。
 今年度は高学年プログラムを必ず用意することを目標にしてはりきっています。6年生になったクラブらしく。そしたら、初回からたくさんの高学年リピーターの子らが参加してくれて大いに励まされたことです。徳島新聞社会部の取材もあり(6月7日掲載)。

 ヴェッリオーネとは舞踏会のこと。3枚並んだポスターに共通の飾り文字を当てっこする遊び。ドレス、ファッション、ダンス…どの意見にも一理あります。絵をもとに、絵に立ち返りながらの推理です。「クロ…じゃないかな。あの絵もこの絵も黒い服とか、黒い背景とかある。」 わー、これだからクラブの子らは素敵です! 黒はドレスコードの比喩としてポスター作家もデザインしているわけで、ここに百年のコミュニケーションが成立しているではありませんか。「外国語デ鑑賞クラブ」のひとこまです。福原さん謹製のかっこいい単語カードで楽しみました。
© 徳島県立近代美術館 2005-2009