2007年03月31日

やってくるアートの時

やってくるアートの時  -交流のタノシサ発見!-

 ワークショップってなんだろう。それは企画をお手伝いしている僕の長年の関心でもありました。絵がうまくなる教室? わいわい一緒に作ること?
 話せるオトコ岩野さんがコーディネイトする、「ワークショップがやってくる in 徳島2007」へぜひ参加してみて下さい。ワクワクの答えがここにあります。

 2年前、県立近代美術館でもパノラマ絵画をしました。そのほか各地のワークショップを見学してみて感じたこと。
 交流の感じがいいです。風通しよく開放的、だけど明確なねらいと舵取りがある。なんだか知らない間に見たこともない遊びに引き込まれていくような不思議なプログラムばかりです。
 美術としての素晴らしさを実感できること。親しみやすく「作る楽しさ」と出会うことが全ての基本にあります。プラス、現代アートを開拓する岩野さんの視線がそこにキラキラ光っている。

 現代アート?難しいの? そうではないんです。一から美術を作っていくこと。次代のアートを自分たちが定義していくということです。決して珍しさや新しさをねらうことが現代アートではないと僕は思います。その大事なポイントを岩野さんは見失うことがない。
 小さな子も大人の人も、腕に覚えのある人もない人も、ふと気がつけばシンプルな作業に没頭しながら、みんなで大きな風を呼吸している、そんな開放感に満ちたすてきなアートの時がみなさんを待っています。そして、ワクワクの答えを発見するのは実はみなさんです。

 このたびの徳島での企画は、おどる国文祭で開催する美術展ワークショップが「アートのすそ野を広げるきっかけになったら」という国民文化祭課担当スタッフの思いと、県立近代美術館の活動が連携して生まれました。それに答えて下さった岩野さんのてんこ盛りプラン。ぜひご期待下さい、そして参加をお待ちします! (徳島県立近代美術館 主任学芸員・竹内利夫)
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