出展テーマ詳細情報
「日本の季節を見つめる」の詳細情報
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テーマ名称 日本の季節を見つめる
期間 2014年10月11日(土)~2014年12月7日(日)
展覧会名称 生誕140年・没後60年記念 水彩表現の開拓者 三宅克己回顧展
説明 三宅は、海外だけでなく日本各地を歩き風景画を描き続けました。その足跡は、全国各地におよびます。ふり返ってみると、彼のごく初期の日本風景は、ジョン・ヴァーリー・ジュニアに影響された伝統的な建築物や街の情景が中心でした。海外で取材した風景画もそれを引き継いでいたといえるでしょう。それに対して、大正から昭和、戦後にかけて描かれた日本風景は、都市ではなく、自然の景観を対象としたものが多くなっています。四季の移ろいを繊細に捉えようとしたものが目にとまるのではないでしょうか。彼の国内での旅は、近代化によって失われようとする風景を求めて歩くものに変わっていったようです。戦前から戦後にかけて、点景人物としてしばしば登場する農村の人や旅人たちの姿には、失われた時を哀惜する想いが込められているのかもしれません。
コピーライト 徳島県立近代美術館 2006
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