はじめに
 
 特別展「スウィンギン・ロンドン50's−60's」を開催します。スクーター、自動車からテレビや家具などのデザイン製品、ファッション、音楽とバラエティに富んだ構成で、世代・趣味を越えて幅広く楽しんでいただける内容です。当館では2001年の「キッズ・サイズ・デザイン展」以来、10年振りのインテリアから製品デザインにまたがる、ライフスタイルにスポットを当てた企画となります。
 若者文化が主役となり世界的な注目を集め、スウィングする街と呼ばれたロンドンとその時代を輪切りにして見せることが本展のねらいです。「若者に不可能はなかった」を展覧会のキャッチフレーズとし、新しい文化を生み出したその情熱がすべての世代の皆さんのハートに届く機会となることを願っています。
 デザイナーによるセミナーやワークショップ、展示会場でエレキギターを聴くロックントーク・ショーなど多彩なイベントに加え、「阿波藍メッセ2011」とのコラボ企画として、穴吹デザインビューティカレッジ学生によるファッション・ショーを展覧会オープニングに行うなど、楽しい企画も目白押しです。
 

2011年11月03日


展示中のワークショップ作品に先生がコメントを寄せてくださいました。感謝です。どうぞご覧ください。

>>石井先生コメントと作品写真


体験!スーパーカーデザイン入門
10月2日(日)13:00-16:00



2011年10月16日

とうとうこの日がやってきてしまいました。展示室でエレキギター! 朝からマーシャル・アンプがでんと展示室にそびえます(ガラスケース内には「観覧用の」マーシャルが)。スピーカーもイギリス製マーティンは裏方さんのこだわりです。レコジャケ展示やガラスケース内のギターやアンプの展示にあまりにもフィット。ああこれが足りていなかったのです本展会場には!

 この時代に音楽にめざめ70年代に活動を開始した春雨さんにぜひともお願いしたかったトークショー。山とつまれた「レコード」と電蓄、いかしたギターをたずさえ春雨さん入場です。やさしくアメリカのロケンロールから説きおこし、イギリス勢の侵攻を1バンドづつていねいに紹介。後半はメッセージソングの対訳ライブとなり、ロックはいかに燃え上がった、いや、なんのために燃え盛ったのかを言外に説かれる春雨さんでした。エンディングはジミヘンメドレー。展示室もわれわれの内蔵も震えました。

 泣けました。

優しい語りと凶暴なギターが、同じハートからあふれてくることに驚いてしまう私は、まさに遅れてきた人間なのですね。春雨さんにこの展覧会のイベントをお願いして本当に良かったと思いました。

ロックントーク・ショー ブリティッシュ・ロックはかくして燃え上がった。
10月16日(日)15:00-16:20 展示室3
出演:柳町春雨(ギタリスト・coconuts studio主宰)

2011年10月09日

デザイン講座第二弾。プロダクトデザイナーの村澤一晃さんをおまねきしての車座セミナー。宮崎椅子製作所、テーブル工房kikiさんのご協力により、村澤さんのデザインを中心にここ徳島の「畑」でとれたすばらしいデザイン製品に囲まれたり座ったりしながらの90分。広くデザイン論、文化論からだんだんに村澤さんのお仕事の核心へと向かっていく流れ。両工房の宮崎さん、木村さんとのかけあいもあり、リアルなのに何だかロマン満喫のトークに魅了されました。作り手も使い手も含め、大きな人間論としてデザインをとらえたい気持ちでいっぱいになりました。従来のデザイン展の型にはまらない本展と、とてもいいコンビネーションだったなと感心している次第です。

車座デザインセミナー「かたちの生まれかた見つけかた」
10月9日(日)14:00-15:30 美術館ロビー

2011年10月08日

60年代日活の映画や「男と女」の語りについ本番を忘れて聞き入ってしまいます。どれも「スウィンギン・ロンドン」の時代背景のお話。あの時代、かっこよかった、誇りに思っていいんだぜ!という梅津さんの熱いトークはまさにこの展覧会の核心です。はじめ、真夏にお邪魔した時も、1964年東京オリンピックのドキュメント本をすすめてくださった梅津さんにはいろんな刺激をもらい続けてきました。感謝しております。

グッドモーニングサタデー 10月8日(土)9:00-9:53 エフエム徳島

2011年10月07日

歴史ある番組に出演。MTさんエンクミさんのコアなトークにほとんど付いていっていない初心者竹内でした。ああいつかこういう方々と一緒に展覧会企画などできたら面白いのだろうなあと妄想している間に本番終了。すいませんちっともしゃべれなくて。でもお二人のおかげで本展の突っ込みどころ(=楽しみ方)すっかり耳学問させていただきました。思えばスウィンギン・シティ、ロンドンの若者文化もまた、一言で言えば「楽しみ方」なのかも知れません。

酒とJAZZの日々 10月7日(金)20:00-20:55 エフエム徳島

2011年10月06日

ロビーにワークショップ作品が並びました。ちょっとしたスタジオかデザイン学科のプレゼン状態です。いくつかのエンジンレイアウトを実際に参考にしながらスケッチされているため、どれも「乗れそう」な感じに感動してしまいます。そして発想も思い描く走りの姿も、本当にひとりひとり違いが光っています。いやあカーデザイン面白い!


2011年10月02日

ついに来ました美術館でスーパーカーデザイン!本場イタリアのカロッツェリア(デザインスタジオ)でカーデザインに携わってこられた石井明さんをお迎えしての企画。やさしいお人柄に皆さんすぐ打ち解けて、ドローイングに没頭。放課後居残り組も登場して熱心な力作がそろいました。
 エンディング30分は「ポイント解説」として観覧のお客さまも合流してデザイン鑑賞の時間を持ちました。あたかも(製品の)材料と料理法と包丁の手際に徹底してこだわるトークを聞いていて、本当にこの先生はデザインが好きなんだなーと当たり前のことに感心してしまいました。

体験!スーパーカーデザイン入門
10月2日(日)13:00-16:00
ポイント解説「スタイリングの秘密・カーデザインからエレキギターまで」
同日 15:30-16:00

2011年10月01日

ロビーでビデオ上映をはじめました。当日の「THE春夏秋冬」さんの演奏、穴吹デザインビューティカレッジ学生によるショーの全編をご覧いただけます。






2011年09月30日

エフエムびざん「サニーサイド・オブ・ザ・ストリート」に出演させていただきました。夜9時からの大人な時間帯の生放送にテンションあげてノンアルコール「龍馬」持参で乗り込みました。暖かく盛り上げてくださり、ありがたい体験でした。林さんのJAZZすなわち人間そのものを愛するといったお人柄にすっかりファンになってしまいました。学生時代にお世話になったインテリアデザインの先生にどこか感じが似ているのです。

Sunny Side of The Street 9月30日(金)21:00-22:00 エフエムびざん

2011年09月23日

本展の内容にちなんで、音楽関係の雑誌、ムック本、それにエレキギターのミニチュアやポスター、ポストカードなどをミュージアムショップで販売しています。

また特別企画として、本展関連イベント「車座デザインセミナー」講師の村澤一晃さんによるデザイン製品を会期中お買い求めいただけます(提供:テーブル工房kikiさん)。いつもと違う風情の美術展グッズコーナーです。1階ミュージアムショップにぜひお立ちよりください。