審査員写真

山口 雅人

Masato Yamaguchi

株式会社エフエムびざん

プロデューサー


  

受賞者の皆さま、おめでとうございます。 芸術祭に参加していただいた皆さま、どうもありがとうございます。 今回の出演者の素晴らしいパフォーマンスを客席から応援していただいたお客様 ありがとうございます。
そして、この芸術祭を陰で支えていただいた関係者のみなさま、お疲れさまでした。

チャレンジとくしま芸術祭は、さまざまなジャンルの方が一堂に会してパフォーマンスを披露するというユニークな芸術祭です。そして、それを審査するというコンクールは他に類を見ないと思います。プロアマ問わず参加OKということで、プロとして活動されている方や日頃習い事教室などで日々練習を積み、その成果をここで披露される方、指導者はいないけれど、お仲間と独自なアイディアで参加されている方もいらっしゃいます。この芸術祭の重要なポイントであるチャレンジ度?の度合いというか目標は皆さんそれぞれ違うと思いますが、何とか自らの目標を達成しようと努力して一生懸命パフォーマンスを披露していただいている姿を拝見していると、参加者の中からの数組だけしか受賞できないという事は我々、審査員としては非常に心苦しい部分があったのですが今回こういう結果となってしまいました。 今後も”チャレンジとくしま芸術祭”を地域の皆さんと一緒に盛り上げていきたい!そういった思いで我々も審査させていただいておりますので、今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。

では、審査員から、参加者お一人ずつに、言葉を添えさせていただきたいと思います。

「徳島市立高等学校ダンス部」さん。グランプリを目指して頑張られていたということで、その前の足りなかった部分を今回全て補って参加されてたと思います。今回、世界旅行ということで、いろんなアイディアで衣装も工夫して、曲の間も飽きさせない努力をされてたと思います。今回は演目が増えて衣装チェンジもある、そうなってくると、それぞれの演目の中でのダンスの完成度というのが求められてきます。昨年のようにダンスに集中して全力でパフォーマンスすると伝わってくる何かがありました。ダンステクニックとビジュアルと全体のバランスそういうところを含めて”魅せる”というところにもう少し頑張れたら、グランプリに届くのではないかと思います。学年は入れ替わっていくと思いますが、次の部員さん。今後も、この芸術祭に参加していただけたらと思います。

「朗読グループ木林」さん。私はラジオ局で働いてるんですが、早口言葉を取り入れた朗読パフォーマンスに圧倒されました。僕では絶対不可能です。かなりの熟練というかテクニックを必要とする事を、皆さんで練習されて、このパフォーマンスに臨まれたエネルギーはすごいと思います。非常に楽しませていただけたので、今後ともこういった形でいろいろアイディアを考えて参加していただけたらなと思っております。

「メルフ」さん。和テイストのヒップホップということで非常に楽しませていただけました。和のイメージだけではなく、他のテイストも取り入れたダンスで、ヘアースタイルだったり、服装であったり、すごく凝られていて楽しませていただきました。ただ、曲と曲の間の処理の方法、飽きさせない方法を考えられたら、もっとよくなると思います。今後とも、参加していただけたらと思ってます。

「藤田春」さん。ギターと歌でのパフォーマンスということで藤田春さん独自の世界があってとてもいいですね。オリジナルの歌詞とメロディーで歌の風景が目に浮かんでくる。そういった才能をもたれていると思います。ただ、個性があって良いのですが、藤田さんワールドですべて展開されると、曲調であったり歌詞が単一に感じてしまう。 藤田さんの世界観があるだけに、曲調もマイナー調に聞こえてしまいますので、もう少しメジャーな感じの曲を取り入れたり、リズムというかスピード感のあるものだったり、曲と歌詞で藤田さんの世界観の中でバリエーションをもたれるともっとよくなると思います。

いろいろ生意気なことをお話させていただきましたけれども、今後とも、この”チャレンジとくしま芸術祭”をよろしくお願いします。受賞された皆様おめでとうございました。参加者の皆様、ご覧頂いたお客様ありがとうございました。そして関係者の皆様ありがとうございました。