2011年10月16日

ロックン・ミュージアム

とうとうこの日がやってきてしまいました。展示室でエレキギター! 朝からマーシャル・アンプがでんと展示室にそびえます(ガラスケース内には「観覧用の」マーシャルが)。スピーカーもイギリス製マーティンは裏方さんのこだわりです。レコジャケ展示やガラスケース内のギターやアンプの展示にあまりにもフィット。ああこれが足りていなかったのです本展会場には!

 この時代に音楽にめざめ70年代に活動を開始した春雨さんにぜひともお願いしたかったトークショー。山とつまれた「レコード」と電蓄、いかしたギターをたずさえ春雨さん入場です。やさしくアメリカのロケンロールから説きおこし、イギリス勢の侵攻を1バンドづつていねいに紹介。後半はメッセージソングの対訳ライブとなり、ロックはいかに燃え上がった、いや、なんのために燃え盛ったのかを言外に説かれる春雨さんでした。エンディングはジミヘンメドレー。展示室もわれわれの内蔵も震えました。

 泣けました。

優しい語りと凶暴なギターが、同じハートからあふれてくることに驚いてしまう私は、まさに遅れてきた人間なのですね。春雨さんにこの展覧会のイベントをお願いして本当に良かったと思いました。

ロックントーク・ショー ブリティッシュ・ロックはかくして燃え上がった。
10月16日(日)15:00-16:20 展示室3
出演:柳町春雨(ギタリスト・coconuts studio主宰)