徳島県立近代美術館
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鑑賞教育レポート・吹田文明展

会場

「きらきら☆どっきどきドン」展

―徳島市富田小学校1年―

 「吹田文明展」との連携を見通して春から活動を続けてきた、徳島市富田小学校1年生たちの展覧会が開催されました。鑑賞教育レポートの一部として紹介させていただきますけれども、その内容は美術鑑賞にとどまるものではもちろんありません。

 そして、「吹田文明展」において様々な学年の子どもたちへと展開していった「耳をすまして、ほら見つけたよ」の鑑賞授業は、この1年生の活動をベースに発展させていったものでした。この秋の「吹田文明展」で徳島県立近代美術館が行った鑑賞教育実践の発信源はここにあるのです。学校現場から美術館に向けて、地道でそしてきらめくエネルギーをたくさんいただいた、「連携」のあり方としてぜひ多くの方に見てもらいたいと思いました。(担当:竹内記)

手作りの展覧会チラシ(PDF)     → 徳島新聞に紹介 (2006年12月5日)
ごあいさつ

12月4日~10日

ギャラリー「フリーゾーン大道」
徳島市大道2

11:00-17:00

宇宙を旅する子どもたち

「きらきら☆どっきどきドン」展

 石ころの中で埋もれていたガラス破片に美しさを見つけ、校庭に舞い落ちたさくらの花びらを両手いっぱいに拾い集める子どもたち。万華鏡の穴から覗くがごとく様々なモノに光を見いだす1年生の子どもたちです。
 宇宙や星・花火などの主題を通し自身の表現世界を拓いてきた吹田さんの作品集をはじめて見たときも、小さな万華鏡のなかに無限に広がっていく幻想世界を感じました。そして子どもたちにとっても、わくわくどきどきのチャレンジ精神を抱かせてくれる大きな宙があることを感じ、9月の『吹田文明展』の鑑賞体験を見通しながら、さまざまな版遊びを取り入れた学習単元「きらきら☆どっきどきドン!1年生」を立ち上げました。
 最初の版となったのは、子どもたち自身の指であり手のひらでした。絵の具の色よりも、「ねとねと」「しゅるしゅる」を、自分でしっかりと感じていきました。材料と手をつないでおにごっこするような版遊びに、子どもたちは夢中になりました。そして何より、一瞬で紙に映し出す様々な版模様が、子どもたちに感動とさらなる冒険心を抱かせてくれました。
 驚きが、新しいモノを発見する喜びへと変わっていったことが、この宇宙旅行で手に入れた一番星だったと思います。そんな子どもたちの活動の足跡を、どうか一緒に宇宙旅行している気持ちでご覧になってください。
 最後になりましたが、子どもたちの活動を長期にわたり見守り、ご指導してくださった、版画家吹田文明先生、徳島県立近代美術館学芸員竹内利夫先生に心から感謝申し上げます。 2006.12.3
 
徳島市富田小学校教諭
濱口由美
坂口千秋
寺田美喜
展覧会のご案内

ようこそ


会場
宇宙船「フリーゾーン大道」号へのご乗船ありがとうございます。ただ今より、きらきら☆どっきどき宇宙へ出発いたします! 6つのコーナー順にご覧下さい。赤い文字の部分は、活動紹介やクイズのパネルとして展示した、子どもたちによる作文です。 (ご案内: 濱口由美+竹内利夫)

ごあいさつ

こんにちは
わたしたちの てんらんかいに きてくださって
ありがとうございます。
 
わたしたちは うちゅうであそんでいる きもちで
はんがさくひんを いっぱい つくりました。
そして、ふき田せんせいの うちゅうにも あそびに
いって 音のかくれんぼを してきました。
わたしたちが いっぱい あそんできたようすが
つたわると うれしいです。
 
クイズや 音のかくれんぼに
  ぜひ チャレンジしてください。
めいろもあるので まよわないでね。
 
みんなで たのしんで ください。
Y.K. K.N. M.T. R.M.
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1 うちゅうへしゅっぱつ!


会場1
縦横に交差する宇宙への道は、子どもたちが共同で制作しました。入口から奥まで10枚のパネルが並んだ様子は壮観です。
 最初のコーナーは、真っ黒な宇宙の道が交差する大画面。色鮮やかで不思議な形と、くねくね動く細い道が、暗闇に浮かびます。子どもたちが発見し探検してきた宇宙への道です。
 細い道は、マーブリング技法で生まれた「宇宙模様」からできています。水面で偶発的に手に入れた色模様は、子らにとっては探検地図のようなもの。そこに恐ろしい怪獣を見つけたり、火山の爆発を想像させられたりしながら、切って貼って、端から端へとしっかり道をつなげていきました。
 道ができたら、いよいよ宇宙船に乗って出発です。うまく操縦できるように工夫しながら、粘土の宇宙船を作ります。そして、スタンプ模様となる宇宙船エネルギーの注入。材料は何でしょう?
 ぺたぺた、ぺえったんと、愉快なリズムで飛行する宇宙船の足跡の正体は、ミニトマトやピーマンなどの野菜です。生活科の授業で春から子どもたちが育ててきました。野菜パワーが生み出した宇宙船スタンプの航跡は、不気味な宇宙生命体にも、わくわく宇宙を旅する子どもたちの表情にも見えてくるから不思議です。
 そしてこのような版遊びの活動のスタートには、吹田文明さんの宇宙を思わせるような版画作品との対面がありました。
作品

うちゅう もよう

水の中に、えのぐを いれたら うかんできたよ この えのぐは まほうの えのぐだよ
うずまき みたいな もよう てんきよほう みたいな もようが うかんできたよ
かみを 上から そっと のせると ミラクル!
うちゅう もようが かみに ぴたっと うつっていたよ
Y.I. T.I. S.M. M.K.
作業風景

うちゅうへの みち

マーブリングを はさみで きって うちゅうのみちを つくって いったよ
ともだちのみちと つなげたよ
わかれみちや トンネルも つくったよ
うちゅうまでの みちが つながって うちゅうりょこうしている きぶんだったよ
H.S. M.H. M.K. K.U. S.K.
作品

うちゅうせんに のっていこう

ねんどで、うちゅうせんを つくったよ うちゅうのほしまで とんでいける
うちゅうせんのエネルギーは やさいだよ うちゅうせんに やさいをいれたらパワーが あがるんだよ。
ぺったん ぺったん うちゅうのみちを とんでいって おもしろかったよ粘土
R.T. S.Y. K.K. K.S. N.M.
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2 ぼくのほし 見つけた!


会場2
会場の真ん中にドン、と登場する巨大迷路。動かされまくる迷路の定まった姿を見た人は誰もいません‥。
 二つ目のコーナーは迷い道です。折れ曲がる迷い壁からニョキニョキ伸びる棒の先で浮いている雲型が、子どもたちの見つけた「星」。5月26日、小学生になってまだまだ間もない1年生たちが初めて取り組んだ版遊びの活動が、実はこのクレヨンステンシル技法でした。
 「光るさし(型紙)」に白いクレパスを塗り、小さな指で懸命にこすりました。慣れ親しんでいるはずのクレパスの新たな一面を知り、子どもたちは夢中でオーロラのような光を探求していました。そして、どの星にも「ようこそ!ぼくの星へ」と誘いかけてくれる不思議な友だちを描きました。
  いもむしのような「どっきの星」
  ながぐつみたいな「うみ星」
楽しい星の名前もめいめいが付けました。星の雲形には、どれもパステルカラーに染まった紙片が貼ってあります。それぞれの光線を生み出したステンシルの型紙。何度もこすられた痕跡は、がんばった勲章のようです。
 
 さて、新聞紙の迷路板は、9月になって今度はスチレン版画に取り組んだ時の、共同の試し刷り紙を、壁に仕立てたものです。5月からほんの短い4ヶ月、しかしとても大きな成長を果たした子どもたちの4ヶ月が、合体した迷い道コーナーです。懸命に彫られたスチレン版画(これも迷路を描きました)が集合した、この迷路空間は、展覧会場を生き生きした面白さで満たしてくれました。子どもたちはと言えば、中に隠れたり並べ方を変えたり、星を落っことしたりまた貼ったりと、それは大変でした。
 そしてこの迷路を抜けると‥。いよいよ「かくれんぼ」のコーナーです。
作業風景

きらきら、クレパス

しろいかみを すきなかたちに きって さしを つくったよ
さしに 白いクレパスをつけて おやゆびで こすったら くろいほしが 白くひかったよ
いっぱい こすると いっぱい ひかって きれいなほしが できたよ
すきな かたちに きって ぼくの ほしが うまれたよ
K.O. M.Y. Y.I. T.K. K.T.
作品

うちゅうの ともだち

5月26日、初めての版遊び(ステンシル技法)から生まれた星。暗黒の闇に光がほとばしるような未知の星の上では、ゆかいな仲間たちがわいわいがやがや。こちらへ笑顔をふりまいています。
作品

まよいみち

こちらは9月の活動です。新聞紙を黒く塗り上げているのは、実はスチレンボードによる迷路の版画。迷路版画でできた巨大迷路であります。練習刷りの楽しさで子どもたちはのりのりのペインティングを版画の上から重ねていきました。
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3 うちゅうのともだちと めいろで かくれんぼ


会場3
巨大迷路を抜けると会場どん突きの壁には、黒一色の小宇宙が密集します。
 「もう、いいかい」「まぁだだよ」「まぁだだよ・・・」 ここは宇宙のかくれんぼ。四角くならんだ暗黒の世界は子どもたちが思い思いに彫り進めた「宇宙迷路」。そのまわりに不思議な生き物たちが浮かんでいるような潜んでいるような。
 入口にも展示した宇宙模様(マーブリング)から、子どもたちは宇宙の友だちの姿も探し出しました。ハサミで切り抜いて、名前をつけたり、年齢や性格を空想してみたり。そして、微妙な色合いがきれいな宇宙の友だちを今度は粘土版画にしてみたのです。
 黒一色に生まれ変わった友だちは、どことなく、ポケモンの仲間たちに似ていたり、クワガタや亀のいとこのようにも思えたりします。やさいや日用品を使って粘土に凹凸をつけることで、どの友だちも楽しい模様を体に映し出しています。
 そして宇宙迷路です。9月15日の「吹田文明展」見学では「音のかくれんぼ」の活動を通して、一人一人が見たもの感じたものを確かめ分かち合う創造的な時間を過ごしました。教室に戻って今度は自分たちが、何かがかくれんぼしているような迷路のようなスチレン版画にチャレンジしました。
 いろいろな線が見えます。スピードのある線、緊張した線。どれもじっくりたどって見ると、励ましながら寄り道しながら、開放された自分のときを過ごしているのが伝わってくるようです。考えてみれば夕暮れどきのかくれんぼや帰り道も、宇宙迷路も子どもたちにとっては誰かが潜んでいるかもしれない怖い空間であり、探求心や判断力を身につける自立の場なのかもしれません。
作業風景

うちゅうのともだち

うちゅうの、ともだちは
いろいろなところに いるよ
うちゅうもよう(マーブリング)の
中にも ともだちを 見つけたよ
 
ねんどでも つくってみたよ
やさいや おはじきや チェーンを おして作業風景
もようを つくったよ
 
やさいや チェーンのエネルギーを
ちゅうにゅうしたら
うちゅうの ともだちが うごきだしたよ
R.M. H.T. A.M. A.S. N.U.
作品

どきどき クイズ1

この ほしと花のもようは、
なにを つかって つけたでしょう?
 
  1.いし
  2.おくら(やさい)
  3.おはじき
W.S. K.I. Y.M. M.F.
作品

どきどき クイズ4

○かな? ×かな?
 
めいろの 白いもようは、スチレンボードを
えんぴつでかくようにして ほっていった
 
正解(せいかい)は、じぶんでたしかめてね。
※ 下に おいてある スチレンボードを えんぴつで かくように ほってみてください。
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4 吹田文明さんの さくひんであそぼう


会場4
会場の真ん中には交流コーナー。来て下さったたくさんの方が、絵とお話をする楽しさを体験してくれました。
作家の吹田先生もおどろかせた鑑賞あそび「音のかくれんぼ」を、この展覧会でも楽しんでもらいたいなと考え、このコーナーを用意しました。また、1年生の子どもたちと吹田先生との楽しい交流会(10月17日・富田小学校)の様子も手紙や写真で紹介しました。
 
会場から…
よっこいしょ
  人が にもつを はこんでる (I.O.)
がっちゃん がっちょん びー
  きしゃのせんろの いきどまり(K.N.)
   ---機械No.65 1957年
 
にょばばん
  ボールとガムがくっついた(R.I.)
ぐにゅう
  くものすを つくっている(K.S.)
むにょむにょ
  のり(M.T.)
   ---無題 2001年
 
→ 音のかくれんぼ~どき展編 もご覧下さい。
作家

吹田(ふきた)先生が 学校にやってきたよ

10月17日、吹田先生が 本当に やってきた
80さいなのに、すごく わかかった すごく おもしろかった
まきものを もってきてくれた お手がみだった
音のかくれんぼの クイズをだした ちょっと まちがえてた
かえるとき 「せかいが一つになるまで」を うたって みおくった
I.A. K.I. K.K. R.Y.
吹田作品

どきどき クイズ3

吹田(ふきた)さんの この絵(え)から
こんな音がきこえてきました。
この音の正体(しょうたい)を かんがえて ください。
  ぽこぽこぽこ
  ぷくぷくぷく
  ぎぎぎぎぎぃ
 

どきどき クイズ3 の音の正体(しょうたい)

★ ぽこぽこぽこの正体は、たまごだよ

★ ぷくぷくぷくの正体は、あわだよ

★ ぎぎぎぎぎぃの正体は、ビー玉をけずっている音だよ
 
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5 うちゅうへ ボン!


会場5
入口から屏風型に続く壁面をにぎやかな「花火」が飾ります。会場をあとにする皆さんをお見送りします。
 黒い宙にボボンとせいぞろいした花火。それぞれ、色とりどりの紙に2色で刷ってあるのが見えるでしょうか。スチレン版画に続いて、モノタイプの版遊びに取り組みました。板に作った模様を転写して、一度切りで版が消えてしまう版画です。
 宇宙の旅からもどってきた子どもたちが「ありがとう!楽しかったよ」の気持ちを込めて、宇宙へ向かって花火を打ち上げました。広い壁面もみんなが制作するとあっという間にエネルギーで満たされます。色鮮やかな火の粉、光の粉が、すき間もないくらいに描き込まれていました。
 一斉に打ち上げられた花火は、互いに照らしあうことで大輪となり、力強いメッセージを宇宙に届けてくれたと思います。一つ一つの花火がユニークな線の魅力を思う存分発揮していることを、見てとっていただけたら嬉しいです。未知の版遊びに自分を投げ出し、イメージを思い描きながら生き物のように生み出されていった線と形。活動への自信を抱く子どもたちの成長が伺えます。
 

作品

どきどき クイズ2

この
花火のもようは、
なにを つかって
かいたでしょう?
 
  1.ゆび
  2.えんぴつ
  3.へら
W.S. K.I. Y.M. M.F.
作品

花火の メッセージ

あかや あおや きいろの インクを
ローラーで のばして
その上に くろの インクを のばしたよ
ねんどべらで もようを かいて
かみに ペッタンしたら 花火ができたよ
 
みんなの 花火を あつめて
よ空に打ち上げたよ
 
うちゅうまで とどいたかな 作業風景
S.Y. C.Y. Y.T. A.N. K.A. 
 
 
↓ 次のコーナーへ
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6 うちゅうひろば


会場6
入口のあいさつポールを帰り道に振り返るとこの通り。見に来て下さったみなさんのうれしいメッセージがぎっしり。本当に輝いて見えます…ありがとうございました!
 たくさんの同級生、先輩、地域の方、見知らぬ方、遠い小学校、近くの小学校のお兄さんお姉さんたちからのメッセージ。展覧会として皆さんに見ていただくことで、掛け替えのない交流が生まれます。実はこのことがもう一つの大きな一番星であるに違いありません。本当にやってよかったなと思います。
 宇宙とは、どの子もが自分らしく活動でき、自分の未来を描き出していくことのできる無限の場所であってほしいといま思います。もちろん1年生たちだけではなく、大人も子どももどんな人も、自分の活動を確かめ愛することのできる無限の場所を求めていきたいな。
 
毎度見るたびにかんどーするぜ!クイズもやったしめいろもやったゼ!すごいかんどー!私たちてんらん会思いだしちゃった!!一年生!!君たちはサイコーだ!! S.Y
“一年生”にしかえがけないモノがいーっぱい!みていてたのしいキモチになるよ こんな作品が作れるなーんてすごい! S.T. 
 
 
手紙
手紙

先輩たち

しんぶんしの上に、はんががあってビックリした。それに、はんがの上にいろんな色があってきれいだった。ほかにもたくさんおもしろいのがあって、すごく楽しかった。 N.Y.
作品がいっぱいあって、感心!このきいろと青のいすはなつかしい!こうふんしすぎて、いっぱいかいちゃった!!! 1年生の1組さん、2組さん、サイコ~~~!!! (めいろがおもしろかったよっ!!) R.R.
手紙

ネットワーク

とみだ小学校の1年生のみなさんへ
メールどうもありがとう。とてもうれしかったです。
わたしたちのびじゅつかんでは、じぶんたちの作った作ひんをとおしてクイズをしたり、パズルをしたりしてもらいました。
 なかよくじゅんびをするためには、おたがいのいけんをいい合って、はなしあいをすることがたいせつだとおもいます。わたしたちもたくさんじかんをかけてじゅんびをしました。でも、しあがって、おきゃくさんがきてくれたときにはほんとうにうれしかったです。がんばってくださいね。
 きてくれたおきゃくさんとは、作ひんのせつめいをしたり、どうやって作ったかをはなしたりしました。また、作ひんをみたかんそうをきいたりしました。じぶんたちの作ひんのいいところをいってくれるとうれしかったです。
 たのしいびじゅつてんになるといいですね。
     みなわ小学校5年生より
ちょうど近い時期、11月27日(月)-12月1日(金)に三好市池田町の三縄小学校でも自分たちの美術館を作る活動をされていました。メールでお知らせをお送りしたら、あたたかいメッセージを届けて下さいました。

おれい

きょうは
わたしたちの てんらんかいに きてくださって
ありがとうございました。
 
わたしたちが つくった うちゅうは
どうでしたか?
わたしたちは、このべんきょうを して
うちゅうが、いろんなところに あることが わかったよ。
小さな虫たちや 花の中からも 見つけたよ。
 
ふき田せんせい
いろんな絵(え)を 見せてくれてありがとう ございました。
学校にも あそびに きてくれて うれしかったです。
びじゅつかんの せんせい
音のかくれんぼ いっしょに
してくれて ありがとうございました。
H.O. S.G. N.N. Y.W.
活動

12月6日[水]

予行練習 1組・2組

9:30-11:30

 明日から2日間の「絵本の読み聞かせ&展示解説」リハーサルにおともしました。学校を出発して大道までみんなで行進。石コロを見つけたり、自動販売機やお店の看板にいちいち「わいわい・がやがや」、「あーん家がすぐ近くなのにー」。
 大きなビルの会場に到着すると「ぉーー♪」と静かなドヨメキ。ギャラリーの方の好意で掲示された巨大チラシ、iくんのお父さんの宇宙の看板もピカピカです。
 興奮の中で早速練習。10時から2組さん、11時から1組さん。2クラスともそれぞれに工夫があって楽しい練習会でした。絵からみつけた音を読む場面では、あわてないで堂々と読むともっと素敵だよとアドバイスしました。お昼前には偶然、大先輩の鎌田先生が来られて、練習の様子を見学していかれました。明日が楽しみです。(竹内)

12月7日[木] ギャラリートーク1

1年2組

9:30-11:30

 第一日目は2組さんから。まつぼっくりさんの絵本の読み聞かせの後、オープニングは宇宙のダンスです、「♪♪シューッ!」。元気な2組、さすが坂口先生。一気に会場のテーマが宇宙旅行のムードで一杯になりました。展覧会の見学、発表のはじまりを歌やダンスにするの、いつかまねしてみたいです。
 毎日変わる子どもたちの姿に驚きます。クイズをしたり参観のお家の皆さんに協力してもらったり、発表はとても聞きやすく上手になっていました。きっとたくさん練習したんだろうなあ。会が終わった後も、みんなで会場をぐるぐる楽しみました。竹内は「わいわいトーク」ということで春からの素敵な活動について感想をお話しさせてもらいました。(竹内)
 

12月8日[金] ギャラリートーク2

1年1組

10:40-11:20

 二日目は1組さんです。「わ・また来とる竹内センセイなんでおるン!」悪かったなトーク役なんだよ。
 今朝もまつぼっくりさんの楽しいお話しから始まりです。ちょっと無理させたかなと心配していた濱口先生、でも子どもたちの発表は堂々たるもの。おせじじゃないけど、ええ?高学年かい?と目をこすりました。
 会場に響く声はたくさんの作品たちと合奏する詩のように聞こえました。絵から見つけた音のクイズをお家の方があてて下さると歓声が上がります。やっぱりわかるんだなあ難しいクイズなのに。今日もわいわいトークをさせてもらって、みんななごり惜しそうに会場で遊んで帰りました。(竹内)

 

©2006-2007 徳島県立近代美術館